風の草刈り

風の草刈りという美しい言葉を耳にしました。

初めて聞く言葉なので、とりあえず調べてみることに・・・。

草むらで休憩する猫のイラスト

「現代農業」の記事から

「現代農業」は農文協が発行する月刊誌で、webでも公開されています。

「風の草刈り」とは・・・

草は風のエネルギーに従順なので、風のエネルギーのかけ方と方向を真似ることで、草がおとなしくなる。逆に地際で刈れば、草は反発するように勢いよく伸びようとし、強根を出す。

「現代農業」大地の再生 第3回 草を味方にする風の草刈り

草が風で揺れる高さで、高刈り、撫で刈りにすると、草が再生するときに太い根から分岐がたくさん出て、地中には細根が発達する。草の再生スピードも遅くなる、と言うことです。

そして、風の道を作るという話もありました。

草丈は一様に平らにせず、ブロック状に風の抜け道を作り、その側面はカマボコ状に整える。そうすることで風が滑らかに、均等に流れ、かつ草の中にも一定の割合で風が入りやすい。

「現代農業」大地の再生 第3回 草を味方にする風の草刈り

草刈機や鎌の選び方も詳しく書いてあります。

やってみないとわからないですが、YouTubeにも実践されている動画がありましたので、見ていると気分だけでも具体的になってきました。

たとえば、「森の歌会」さんの動画は、気持ちの良い風の通り道を作っておられます。

矢野智徳さんの風の草刈りもすごいです。

こちらは Setsuko Maedaさんのチャンネルで紹介されています。

風と大地とともに生きるとは、素晴らしすぎて言葉もないですが、これからはそのことが重要になってくるのではないかと感じています。

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